2月です!2月は弊社代表 堂前の誕生日の月でもあります!
そんなHAPPYでBIRTHDAYな2月にお届けする社長インタビューは、
「執筆活動編」でお送りいたします!
経営者、そしてプログラマー業務をこなす傍ら、本の執筆の業務を行うことがある弊社代表。本を書くに至るまでどんな経緯があったのか、そして、今後の活動予定についても聞いてみました!
――まずは、去年の12月に「ゲームを動かす数学・物理 R」が発売されましたね。おめでとうございます!今現在、どんな心境でしょうか!?
いやぁ~、そうですね。無事に発売されてよかったです。
――本の内容や、意気込み等は、著者インタビューでも詳しく取り上げられております。ご興味のある方は、ぜひご覧くださいませ!
書籍『ゲームを動かす数学・物理R』著者ミニインタビュー
――そして、さらにご興味が出てきたら、ボーンデジタルさんのHPで読める『試し読み』版をご覧いただいたり、実際に手に取ってみたりしてくださいませ!(画面の向こう側にいらっしゃる皆様へ宣伝の視線を送っております。)
――それでは、早速 堂前さんの執筆活動の始まりについて伺っていこうと思います。元々、文章を作るのは好きな方でしたか?
全然苦手でしたよ…。子供の頃は毎回、読書感想文の課題に困っていました。本を読むのもあまり好きではなかった記憶があります。文章を書くっていうのはさらに苦手でした。字も汚かったし…。
――ああ、苦々しい記憶を呼び起こしてすみません!(汗)もしかして、今も文章を書くのに苦手意識がありますか?
今はパソコンがあるのでやりやすいです。あの頃苦手だった読書感想文は、鉛筆で原稿用紙に書くスタイルだったので、文章の書き足しとか組み換えが出来ないんですよね。1回書いて納得できなかった時、書き直すためには相当の労力を要することになるので、そういう意味でも苦手意識を持っていたんだと思います。パソコンだと書き足しも組み換えも楽にできるので、今はなんとか執筆の作業をやれています。
※苦手な読書感想文に立ち向かっていた堂前少年。
――そうなんですね。元々文章を書くのが好きだったのかと思っておりました。では、そんな堂前さんが最初に「本を書こう!」と思い立ったエピソードを教えてください。
きっかけは、ゲーム会社に入社したことですかね。自分は入社前、ゲーム開発について全く知らない状態だったんですよ。なので、入社後に知った知識や開発ノウハウがあまりにも新鮮で刺激的でした。当時は、その知識や技術を実際に触ってみてようやく理解するという場面が多くて、この面白い知識を言葉として発信したいな!と思っていました。
また、そういう情報発信があると、開発現場のアーティストやプランナーとのコミュニケーションもスムーズになるんじゃないかな。と感じる場面もあって、それ以来、「本書きたいなぁ~!」とずっと思っていました。
――なるほど。それから、実際本を書こうと動き出したのはどういう経緯だったんでしょうか?
「書きたいなぁ~!」という気持ちはあったものの、出版社とのコネクションは無くて、どうしたらいいんだろうかと思っていました。
幸いなことに、当時CEDECで登壇して話した際に反響があって「本を書くならこのタイミングかな!?」と思い、社内で執筆関連の経験がある人に本を書きたい旨を伝え、出版社を紹介してもらいました。そしてそこから出版に向けて色々動き出しました。
――では、質問を変えまして。執筆活動をしているからこその快感はありますか!?
レビューがダイレクトに来ることですかね。ゲーム制作の場だと、チームの一員という立場で感想等をいただけますが、本の場合は自分に直接来るので、ありがたいことでもありますし、その分緊張感もありますね。
あとは、本が大きい名刺代わりになってくれる場面が多々ありますね。初対面の方に「あの本を書いた堂前さんですか?」と声をかけていただけた時は嬉しいですね。初対面の方へご挨拶する際、「まずはこういうことを言って、その後、こういう流れで話して…。」と脳内で事前シュミレーションしていたりするのですが、本を通して自分を知っていただいていた場合、そういう脳内の台本を全部通り越して話がスムーズに進むことがあります(笑)
――それでは、逆に執筆活動ならではの苦労はありますか!?
本業と並行してやらなければならない場合、時間の管理が大変ですね。会社員時代に本を書いていた時は、業務時間外でやらなければならなかったので、忙しく仕事した後に家で執筆作業をしていて、中々タフな日々でした。会社を辞めて独立した後に本を書いていた時も、県外で講義をする時の帰りの移動をあえて在来線にして、その時間に原稿書いたりしていました。いかに執筆に集中できる時間や環境を作り出すかが苦労した点かもしれません。
――ちなみに、文章を書く時に気を付けていることはありますか?
一番は「流れ」ですかね。「Bという物事を説明するためには、事前にAのことに触れていた方が分かりやすい。Cの要素も触れておきたいところだけど、このタイミングで登場させるとややこしくなってしまうので割愛する。」といったように、読む人に分かりやすく伝えるために、情報の流れを整理することを大事にしています。
あとはターゲット層をしっかりすることですかね。誰に向けた説明かによって、出す情報の粒度も変わってくるので、誰に何を伝えたいのかという主軸からぶれないように、構成を考えますね。
――なるほどです。では、最後に「こういう本を今後書きたい!」という野望はありますか!?
いくつかありますね!まずはUnityのグラフィックに関する本です。ずっと前から書こう書こうと言っていて、確か2章くらいまでは書いたんですよね。書き始めは2015年ぐらいだった記憶が……あれ、確かまだあったよなぁ…。
(堂前さんがPCのデータを探る)
あ、結構書いてるじゃん!!!5章まで書いてる!!過去の自分、頑張ってるじゃん!!
――大分筆が進んでますね!(笑)
でも、古い情報も入っていると思うので、所々書き直さないといけないとは思いますが。想像以上に書いていたようでした(笑)
あと、書きたい本の2つ目が、アセンブラの本を書きたいですね。
最初の現場がアセンブラだったんですけど、C言語とかC++よりもハードウェア寄りの言語というか知識で、それを身につけるのがすごく楽しかったです。アセンブラを経験したことで、ゲーム開発をする上で「こういう仕組みになっているんだろうなぁ」とイメージしやすくなる部分があるので、アセンブラの読み物を1冊書きたいですね。
後は、プログラム教育系の本も書きたいと思っています。小中学生がその本を読んだら数学や関数に強くなれるようなものを題材にしたいですね。どういった内容を入り口にしようか考え中ですね。
――いやぁ~、たくさんの野望があることをお伺いできました。また出版された際には、本にサインしてくださいね!本日はありがとうございました!
※これは、インタビュアーが入社当時、
記念にサインをねだって快く書いていただいたもの。
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