初めまして。2020年4月から入社しましたプログラマーの金澤、廣江、辻野、安田、Borです。
新型コロナウイルスの影響で全社リモートワーク体制の中ではありましたが、4月の1か月間新人研修を受けました(なお弊社におけるリモートワークの取り組みについては、こちらの記事で紹介しています)。
以下で、本研修の詳細について個々の感想を交えつつ紹介いたします。
入社初日
入社初日のみ車での送迎で出社し、そこで会社説明を受けました。続けてリモートワークに必要となるPCをセットアップしました。
Git/SVN講習(1日間)
Slackのグループ通話機能を用いて、GitとSVNの講習を受けました。また、実際にSourceTreeを用いてのGit操作の実習も行いました。
はじめてGitを触る方もおり、トラブル続きではありましたが、最後には皆自分の力でひととおりGitの操作ができるようになりました。
Python・バッチファイル実習(3日間)
Pythonとバッチファイルを使って、「ソートアルゴリズムの可視化」という課題に取り組みました。
慣れないPythonを使って、3日間と限られた時間内に実装することは大変でしたが、最終的に全員が課題をこなすことができました。
Unityのエディタ拡張でゲーム制作(3日間)
Unityのエディタ拡張機能を使って、オセロを作りました。
誰もエディタ拡張を触ったことがないところから始まりましたが、皆課題通り遊べるオセロを実装できました。Unityのエディタ拡張は非常に使いやすかったので、機会があればもっと大きなツール等を作ってみたいと思いました。
Unity・C#講座(半日)
社内の経験豊富なプログラマの方によるUnity・C#講座を受けました。学生の内では中々聞けない経験談や、パフォーマンス改善のために必要となる実践的な知識を学ぶことが出来ました。
GUIツール作成(3日間)
C#を使って、Windows向けGUIツールを作成しました。課題は「社内の勤怠管理システムが生成するCSVの整形とデータ抽出」でした。
出来上がったツールは実装上反省すべき点もありましたが、全員与えられた仕様を満たすものを完成させることが出来ました。
ゲームジャム(7日間)
5人で協力して、Unityを使ってのゲームジャムを行いました。与えられたテーマは「はさむ」。
全員でゲームの仕様を考え、ある程度意見が固まった後に、プランニングポーカーを実施しました。プランニングポーカーとは、細かく分解したタスクに対して、全員が意見を出し合いながらタスクの相対的な工数を見積る手法のことです。
プランニングポーカーによって、実装上の課題が新たに見つかったり、明確な開発の全体像をメンバー皆が共有できました。また、プランニングポーカーに参加する全員が必ず平等に話す機会を与えられるので、特に私達のような知り合ったばかりのチームにとって良い手法だと感じました。丸一日かかりましたが、非常に有意義な話し合いになりました。
その後、5人で分担して実装に取り組みました。リモートでのゲームジャムと非常に難しい環境ではありましたが、Gitでのソース管理を徹底し、また常にグループ通話を繋げっぱなしにしておくことで、連携を取りました。その甲斐あってか、驚くほど早く実装が進み、ポストプロセスシェーダの実装などのブラッシュアップも行えました。
完成した作品は先輩方にも評価して頂け、非常に充実したゲームジャムとなりました。
まとめ
金澤:今回の研修は全てリモートワークで行いましたが、ほぼ常に通話をつないでいたのでコミュニケーション不足になることもなく順調に進めることができました。研修の内容に関しては、UnityやGitなど慣れない作業が多く苦戦するところもありましたが、その分沢山のことを学べたと感じました。今後も色々なことに挑戦して、自身の出来ることを増やしていきたいと思います。
廣江:今回はリモートワークでの研修となりましたが、不便なくできたのでよかったです。また、研修の内容は今までやったことがない内容が多かったので、とても新鮮に感じました。特にGitは今まで使用したことがなく、かなり苦戦しましたが、周りの人に助けられながら何とか出来ました。この研修を今後の業務に活かし、学習することを忘れずにやっていきたいと思います。
辻野:コロナウイルスが流行っている時期ということでリモートでの研修でしたが、コミュニケーションを欠かさずとれる状況であったのでスムーズに進めることができました。一度学校でやったことがある研修もあったのですが、制作物の発表等があったので、自身の思いつかないようなデザインや、実装方法などを知ることができ、楽しく行えました。今後も色んなことを学びできることの幅を増やしていきたいと思います。
安田:リモートでの研修となりどうなるか不安でしたが、皆Slackをフル活用することで積極的なコミュニケーションが取れ、満足いく新人研修を送ることができました。また自分では思いつかなかった発想や、出来なかったであろう実装が出来る同期を見て刺激になりました。コロナウイルスが収束し、会社で顔を合わせられる日が来るのが楽しみです。
Bor:研修がある自体が前の会社と全然違って、最初はちょっと不安でしたけど、人間関係的には意味があると思いまして納得しました。リモートのオーディオのみの会議で、実際に会ったこともない人達と協力して、こんなに早めに進めるとは思いませんでした。日本語でも、そして日本語のプログラミング用語まったく分からなくても、コミュニケーションが思ったよりずっと上手くできましたのは安心しました。会話中で「当たり判定」を知ってて、「Collision detection」を使いなくなりましたり、英語と変わらない用語の正しいカタカナ化を覚えたり、言語力的にもすごくいい勉強になるました。たまには何かを言おうとしても言い方が分からなかったりはありましたけれど、その時は優しい同期がどんな片言の日本語でも分かってくれました。ゲームジャムの基本のストーリーがすぐに終わりましたので、まだ使ったことないUnityのフィーチャーで色々実験できまして楽しかったです。