はじめに
初めまして!2022年4月から入社しましたアートデザイン課の秋月、菅野、村上です!
このたび4月~5月末までの2か月間で新人研修を受けました。
前年に引き続き、今年も新型コロナウィルスの影響でリモートワークでの実施です。
本記事ではその研修内容をご紹介できればと思います!
1週目~2週目 ―研修開始
入社初日は、新横浜にあるオフィスに出社しました!
先輩方の手を借りながらPCのセットアップを行ったあと、社内の案内を受けました。
とても綺麗なオフィスにテンションも最高潮!個人的なお気に入りは、こどもの遊び場を想起させるロジカルラボ!こちらからオフィス紹介がみれますのでぜひご覧ください。
課長にお寿司をご馳走になったり同僚たちとボードゲームで遊んだり・・・非常に充実した初日でした!
2週目 ―マナー研修、Git研修
同僚や先輩方と交流会を楽しんだ後はいよいよ本格的に研修開始 !
最初に受けた研修はマナー研修とGit研修です。
マナー研修ではテキストを用いつつ新入社員全員で講義を受けました。グループワークが多めの講義だったため、礼儀作法を身につけるだけでなく、マナーについて一人一人が考えるきっかけにもなりました!
Git研修ではリソースのバージョン管理ツールの一種であるGitFork、GitBucketを使用した開発フローを学習しました。慣れないGitにあたふたしつつ、先輩の丁寧な説明により苦戦しつつも何とかツールを使えるようになった!と思います!
マナーもGitも実践しつつ身に着けていくぞ!という意気込みで2週目は幕を閉じました。
3週目 ―UI研修、弊社代表講義
前週とは打って変わってUI研修と、弊社代表による講義を受けました!
UI研修はPhotoshopを用いたアイコン作成という実践形式の学習で、テーマは金属。
標準機能であるレイヤースタイルの活用や分析、アクションボタンによる効率化など実際の業務において押さえておきたい部分を指導して貰いました。
その後は0~9の数字のフォントを自作することになり、終わる頃には初めてPhotoshopを触った人もしっかりとUIが制作できるようになっていました。
続いて弊社代表による著書「ゲームを動かす技術と発想R」の解説です。
今までプログラムに一切触れたことがなかったアーティストでも理解できる平易な説明に新人一同、感動しながら受講していました。
ゲーム制作はプログラマーとアーティストの連携が必須なので、相手の仕事にも興味をもって勉強していきたいですね!
ゲームはどういう仕組みで動いてるのか?そんなアーティストの疑問に分かりやすく答えてくれる良書ですので、気になる方はぜひ手に取ってみてください!
より数学的な領域に踏み込んだ「ゲームを動かす数学・物理R」も好評発売中なのでそちらも併せてどうぞ!
4週目 ―MAYA研修、Unity研修
お待ちかねのMAYA研修!
簡単な基本操作の確認を行った後、サイコロや宝箱のモデルを作成しました。
モデリングの手法は様々ですが、その中でも効率的なモデリング方法、実務に沿ったお話などたくさんの事柄を教えていただきました。
4月ラスト!GW目前!この週はチュートリアルを中心にUnityの学習を行いました。
基本操作からモデルの配置方法、ライティングやシェーダーにビジュアルスクリプティングによる簡単なゲーム制作まで!
盛りだくさんの内容におなかがいっぱいになりましたが、研修が終わるころにはUnityの操作はバッチリでした!
5週目 ―SubstancePainter研修、PBR研修
ゲームジャムと平行して、SubstancePainter研修とPBR研修を受けました!
SubstancePainter研修では、事前に用意して頂いた樽のモデルを使用し、基本的な操作方法やベイク処理、テクスチャリングについて学びました。
ベイク処理で一気にディティールが追加される瞬間や、リアルタイムでテクスチャが編集されていく所に感動し、楽しく作業していました。
また、テクスチャ作成だけでなく、ローポリゴンのモデルからハイポリゴンのモデルを作成する手順についても教えて頂きました!
PBR研修ではRACOON CREATIVE代表の馬原さんによる講義を受けました。
PBRとは何か?という基礎的な所から、ノンフィジカル環境での作り方やUnreal Engineを使用したPBRマテリアルの作成方法、アーティスト向けのワークフローの紹介をして頂きました。
Unreal Engineの講義では簡単にリアリティのあるマテリアルを作成する事ができました!
また、SubstanceDesignerの作例として畳のマテリアルを見せて頂きましたが、本物にしか見えず、あんなにリアルな物が作れるのかと感動しました✨
6週目~9週目 ―ゲームジャム
いよいよゲームジャムSTART!
新入社員8人でUnityを使用してゲームジャムを行いました。
与えられたテーマは「うつす」。
2週間という短期間で完成でき、かつ面白いゲームを作りたい!という思いで全員で案出しを行い、ゲームが決定した後にはタスクの洗い出しと工数見積もりを行いました。
アートデザイン課の3人は、キャラクター、背景、UIにそれぞれ分かれ作業を開始しました。
しかし最初の案出しの時点で詳細まで決めておらず、後から不明点がどんどん出てくるというトラブルが発生・・・。
それを受けて再び全員で打ち合わせを行い、全員のゲームに対する認識を合わせるため、図付きの仕様書を作成しました。
企画系の役割がいない中での開発なので、意見共有をして全員の認識を合わせる事を徹底しました。
中間発表では、有難いことに沢山の先輩方からフィードバックを頂きました。
それに伴って要素の追加を行い、ゲームがより面白くなりました!
リモートでのゲームジャムと難しい環境ではあったのですが、Gatherで常時会話しながら進める事で気軽に相談や質問ができ、円滑にコミュニケーションを行う事が出来ました。
また、アートデザイン課としてはGitの管理に難しさを感じる場面もありましたが、プログラマーにも頼りつつ協力しながら進めていきました。
完成した作品は先輩方から感想をいただく機会もあり、非常に充実したゲームジャムとなりました!
さいごに
秋月:あっという間の2ヶ月間でした!
慣れないツールや初めて知ることも多い中、先輩や同僚と助け合いながらオンラインでも円滑に研修を進められたと思います。
特にゲームジャムでは課の域を超えて制作を進め、実務に近い制作フローやPGとの連携の仕方、タスクの見積り感などを経験し、密度の濃い期間を過ごせました。
研修を通して学び足りない知識や経験も多いと痛感することもありましたが、2ヶ月前の自分からスキルアップし、ゲーム業界ロジカルビートの一員としての自覚がハッキリしたと思います。
6月からついにプロジェクトに配属されます!頑張ります!
菅野:初めての事が多く最初は不安でいっぱいでしたが、優しく教えて下さる先輩方や気軽に相談できる同期のおかげで楽しく研修を進める事ができました。
また、私はゲームジャムで初めてチームでのゲーム制作を行いました。お互いに知識の共有をし合ったり、自分に余裕のない時は周りを頼ったりと、チームで制作する事の素晴らしさを実感しました。
ツールへの理解やデザインの知識が少なく苦労もありましたが、その分この2カ月間で多くを学ぶことができました。
今後は実際の業務に参加する事になり更に大変になると思いますが、初心を忘れず頑張っていきます!
村上:仕事の進め方を覚える大事な時期にフルリモートで大丈夫かな、と正直心配していましたが杞憂に終わりました。
実際に研修がスタートしてみると、皆コミュニケーションを取るのがとても上手で、SlackやGatherをフル活用して円滑に進めていけたと思います。
学生時代とは技術もモチベーションも全く違う仲間たちに囲まれて多くの刺激を得られて本当に幸いでした。自分にはない視点、技術、考え方など沢山のことが勉強でき充実した研修だったと思います。
今後は実際に現場で働かれている先輩方と一緒に仕事を進めていくので今以上に忙しくなりますが、学び続ける姿勢とアンテナを伸ばして頑張っていきたいと思います!
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