こんにちは。マネジメント課の柳橋です!
春は出会いが多い季節ですね。弊社では先月4月に新入社員をお迎えしました!社員数も増え、社内のSlackが賑やかになってきた今日この頃です。
さて。そんなロジカルビートですが、今年に入ってから社内Slackに一つのワークフローを導入しました。雑談専用の匿名投稿ワークフロー、その名も「おしえてロジカルビート」です!(※普段は略して「おしロジ」と呼んでいます。)
この記事では、「おしロジ」導入の軌跡と、その効果をお伝えいたします!
※2022年5月18日現在、Slackのワークフロー機能は有料プランのみで利用が可能です。
「おしロジ」とは?
Slackのワークフロー機能を活用して作成した匿名投稿フォームです。(雑談専用)
使用時の操作は簡単で、Slackチャンネルの「おしえてロジカルビート」というショートカットを選択して、全社員に聞きたいことを入力します。すると、ワークフロー経由で投稿されて、発言者が誰なのか知らせない状態でメッセージが送信される!というものです。
「おしロジ」導入のきっかけ
現在、弊社ではリモートワークを中心とした働き方をしております。そのため、業務上のコミュニケーションは、社内Slackがメインです。Slack内には、「all_雑談」というチャンネルが存在していて、気になる話題やゲームの感想などを気軽に投稿できます。
環境的に”気軽に投稿できる”とは言ったものの、心理的にお気軽かどうかはまた別のお話です。特に、ここ数年で新しく入社したスタッフにしてみれば、入社してからずっとリモートワークの日々です。入社当初は、スタッフの人と打ち解けたい気持ちがあっても、社内の温度感が分からなくて雑談を遠慮することも多いのではないかと思いました。
「文字として残すほどの話題じゃないけど、投稿していいのかなぁ……。」といった不安を軽減し、発言の心理的ハードルを下げたい!そんな願いを込めて、誰が投稿したか分からないようにする「おしロジ」を作成することにしました。
▼「おしロジ」のワークフロー設定
実際にどのように「おしロジ」を作成したのかを紹介いたします。
まずは、以下の流れでワークフローを新規で作成します。
【1】「Slackのワークスペース名」→「ツール」→「ワークフロービルダー」の順番で選択。
【2】ワークフロービルダー上で、「作成」を選択した後、ワークフローの名前を入力して「次へ」を選択。
【3】ワークフローを開始する方法は、「ショートカット」を選択。
次に、フローの中身を設定します。「おしロジ」の中身はこのように設定しております。図を説明します。
①使用するSlackのチャンネルと、ショートカットの名前を指定。
②ショートカットを開始した後に表示される入力のテキストエリアを設定。
③Slackbotが柳橋にDMでメッセージで入力内容を送信するように指定。
※柳橋が「雑談チャンネルに投稿する」ボタンを押したら次のフローに進むように設定。
④ ①で指定したSlackチャンネルにメッセージを投稿するように設定。
これで、「おしロジ」の完成です!
運用で気を付けていること
【投稿内容を予めチェックする工程を入れた】
上記の③にもあるように、「おしロジ」で入力されたものは、一度私のDMに届いて、私の承認を必須としております。これは、匿名で聞くべきことではないこと(例えばプロジェクトの業務に関する質問等)を、自動的に投稿させないようにするための措置です。あくまでこの「おしロジ」の適用範囲は【雑談】のみと限定しております。業務の話は、責任もって記名で発信することが望ましいためです!
【善意で匿名性を貫く】
実は、匿名投稿と言っておきながら、発言者を確認する方法があります。
ワークフロー作成者は、ワークフロービルダーの画面で「アクティビティ」を選択すると、【いつ・誰がフォームを利用して・正常に機能したか】を見ることができるのです。
そのため、完全に匿名ではありません……。しかしながら、「おしロジ」の匿名性を死守するために、作成者としてわざわざ見に行くことはしておりません!本当ですよ!
導入後の効果
「おしロジ」を導入してから3ヶ月程が経過しました。その利用状況は以下の通りです。
▼「おしロジ」の返信数
観測してみると、「おしロジ」を使った発言の方が、通常の雑談での話題提起よりも多く返信されているようです。
データで比較すると、「おしロジ」を使った発言に対する返信の数は、通常の発言に比べて約5倍もUPしておりました!
(※直近3カ月間での返信数の平均を比較)
▼投稿された話題(一部抜粋)
「おすすめのゲーム・本・映画」「犬派 or 猫派」「みんなのお昼ご飯の定番メニュー」「みんなの安眠必勝法」「GWの過ごし方」など
実際に運用して見て分かったのですが、「おしロジ」は話題の集約にも役立っております。
ここで、「GWの過ごし方」という話題を例に取り上げてみます。
【A】「GWは○○に挑戦する予定です!」といった決心を、スタッフ1人1人が、社内Slackの日記(個人の作業メモ的な場)で発信する場合
【B】「GWの過ごし方を教えてください!」と「おしロジ」で投稿して、スタッフがスレッドで返信する場合
上記2パターンを比べた場合、【B】の方が1つの話題が一か所に集まっているので閲覧しやすくなります。なので、多くのスタッフが関係ある話題については、あえて「おしロジ」を使って、発信する場所を集約するという使い方も見受けられるようになりました。(例:社内イベントの感想、トレンドになった話題の感想など)
この話題の集約といった効果は、導入時にはあまり想定していなかった部分なので、嬉しい驚きでした。
ということで、以上、雑談を匿名で投稿するワークフローの運用の軌跡でした。
弊社ではまだまだリモートワークが続きますので、コミュニケーションの手段は今後も考え続けていけたらいいなと思っております!
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